造園・外構工事施工例
|
高崎市新町花みづきグループ
㈱日本ケアストラテジー様
造園・外構工事ドキュメント！！
「楓の庭」
|
|
今回のお庭は高崎市新町に拠点を置く
日本ケアストラテジー様のデイサービスのお庭をご依頼頂きました。
http://www.jpncs.co.jp/ へのリンク
今回この施設を建設するにあたり、施主様の素晴らしいコンセプトをお聞きし、
私自身も深く共感し、熱い思いで設計させて頂きました。
建物もこだわり一杯の素敵で豪華な雰囲気。
この建物を最大限に活かし、利用者様が心から癒やされるお庭を作っていきます。
今回のお庭のコンセプトは「楓」
高木は楓（モミジ類）だけで庭を作って欲しいとのご依頼です。
ですが・・・楓は落葉樹・・・冬のお庭が空っぽになってしまいます（＾＾；
だとしたら・・・
極端な二面性を出してその空っぽを活かそう！！
というふうにご提案させて頂きました（＾＾
こうして今回の「楓の庭」作庭スタートです！！
まずは、秋田から直送した鳥海石を大量に積み込み運搬。
灯籠も予め搬入しておきます。
現場が遠方の場合は材料運びが最初の工程となります。
赤土も積み込み現場へ！！
土を入れ替えながら植栽＆石組みスタート！！
土
今回使用する材料は植木（楓類）、鳥海石、灯籠、サツキのみで構成します。
シンプルですが、仕上がると・・・（＾＾
そして今回のメインとなる植木達を栃木県まで仕入れに！！
植木周りの土を入れ替えながら植木を配置したいのですが・・・
今年の梅雨は本当に雨が多く・・・
建材屋さんの土場に入れず・・・仕方なく仮置。
植木を仮置した状態で土留めブロックの基礎造り。
これも天気都合でかなり悩まされました（＾＾；
基礎が固まったらブロックを積んで土留め。
お次はご利用者様の出入り兼駐車スペースの施工。
土間コンの下地を造り一気に打設！！
と、思いきや・・・
曇り予報が朝からポツポツ・・・
急遽屋根下とアプローチの捨てコンのみの打設にしました（＾＾；
全部は打てなかったものの・・・
取り敢えずこうしておけば施設内の出入りは可能になったので一安心（＾＾
そして、再び内部へ移りサツキの植栽。
土を予め入れ替えられなかったので、やりながらの植え込み。
すごくやりにくかった（＾＾；
周囲が雨でドロドロ状態ですが・・・
形やバランスをしっかり見極め形にしていきます。
こうして進めていくと・・・
一気に雰囲気が変わって来ました（＾＾
通行人の方も楽しみに庭造りの経過を見守ってくれています。
庭の内部があらかたになって来たらいよいよ囲いに入ります。
予め柱を立てて固定。
今回は2種類の竹垣をプランに入れました。
1つ目はタカショーの「雲」というシリーズ。
上下に透かしがあり、目隠しと言っても閉鎖的にならないようチョイス。
そして、チラ見せ効果で中に入って見たくなるよう雰囲気を出しました（＾＾
とってもお洒落で狙い通りの雰囲気を出すことが出来ました（＾＾
そして、表側には重厚感を漂わせる「清水垣」
内部からのの景色も一変させる背景となります（＾＾
竹垣の設置が終わったらブロックの笠木を乗せて完成です。
庭内部も仕上げ作業。
防草シートを張り巡らせて砂利を敷いていきます。
雨で打設待ちとなっていた土間コンもやっと打設完了！！
ラストはアプローチ作成！！
優しい雰囲気の樹脂舗装を施して全ての作業が完成となりました！！
これで全ての工程が無事に進み完成となりました！！
まずはエントランスから。
立派な大屋根の雰囲気を最大限活かし、尚且優しい雰囲気で
お出迎え出来るような雰囲気作りを目指しました。
アプローチには小さく綺麗な天然石を樹脂で固めた樹脂舗装。
滑り止め効果も抜群で緩やかなスロープも安心して使用していただけます。
思わず中を覗きたくなるような庭の見せ方。
竹垣がいい仕事してくれております（＾＾
2種類の竹垣を使用することによって
お互いの見せ方や効果を最大限発揮してくれます。
そして、庭の内部。
ヤマモミジ・ハウチワカエデ・イロハモミジ・ノムラモミジ・・・etc
ご要望どおり様々な楓で構成。
楓の下回りはサツキで石庭のような雰囲気を造りました。
群馬県では中々難しい苔の生育。
苔で作ったような地こぶを形成。
ご利用者の方もじっとお庭を見てくださっております（＾＾
場の雰囲気をビシッと引き締めてくれる灯籠は2種類。
背の高い春日灯篭。
竹垣の背景も効いてます！！
猫の様な可愛らしい脚の丸雪見灯籠。
サツキの造形がこの庭一番のポイントです（＾＾
春の新緑、秋の紅葉どちらも想像するだけでワクワクします（＾＾
今度は建物内部からの景色です。
窓の一枚を景色によって変化する一枚の絵画の様に。
他の視線を気にすることなくゆっくりと眺めていただけます。
特別に事務所のある二階からも写真を撮らせて頂きました。
雨で苦戦続きの作庭でしたが・・・
施主様やご利用者様のありがたい言葉とこの景色で・・・
幸せな仕事をさせて頂いてるんだなぁと実感致しました。
最後に・・・
設計段階で極端な二面性をと書きました。
今回植栽したのはサツキ以外全て落葉樹です。
春から秋はサラサラと清々しい楓の庭を楽しんで頂き・・・
冬の時期は葉のない石庭を楽しんでいただこうと考えました。
コチラはプランニング時にご提案させて頂いたCADのパース。
これが完成の状態（春～秋）です。
そしてコチラが冬の景色。
実際には落葉したモミジの造形美も楽しんで頂けるのですが・・・
一気に雰囲気の違ったもう一つの庭の表情を見せてくれます。
こうなると竹垣の効果も更に発揮されることでしょう（＾＾
|
有限会社 田熊造園土木
Copyright (c) Tagumazouen All rights reserved.
|
|
|
