田熊造園土木

「想い」はそのままに、構造を最強にする

伊勢崎市のM様邸。10数年前に作られた木製デッキとテラス屋根が、長い歳月を経て限界を迎えていました。施主様のご要望は「やはり木で作りたい」。

その願いを叶えつつ、二度と腐朽に悩むことのないよう、最強の耐久性を誇る「アイアンウッド」を採用。解体の衝撃から、業界の常識を疑って活路を見出した屋根施工まで。全26枚の写真で綴る、職人の魂を込めた再生記録です。

1. 破壊から始まる再生:内部に潜む腐朽の真実

外見はまだイケそうに見えても、中に入れば事態は深刻。屋根のない部分は末期的な状態でした。基礎すら再利用できない「ヤバイ現実」を目の当たりにし、私たちは「全面作り替え」という最善の道を選択しました。

リフォーム前 既存状態
腐朽部分激しく傷んだ床材
解体判断再利用不可能な基礎
「中途半端な補修は、未来への無責任。」
バールで朽ちた木をジャンジャン壊し、一本ずつビスを抜く。二トンダンプ満載の材木とコンクリート基礎をすべて撤去し、盤石の土台を築くための「ゼロ」に戻します。
解体作業 ビス抜き
土台解体 基礎撤去
処分材満載

2. 盤石の土台:アイアンウッドを支える骨格

ここからが職人の腕の見せ所。アイアンウッドの凄まじい重量を支え、数十年ビクともしない強固な基礎を打設。土台とフェンス柱を一体化させることで、一個の岩のような剛性を持ちます。

基礎施工 地盤固め
柱立て込み 土台完成

3. 解放感の設計:精密な床張りとクロスフェンス

室内から縦に伸びる床板の目地。これが視界を遮らず、圧倒的な解放感を生み出します。柱周りの複雑な切り欠きも一本ずつ手作業で。クロスフェンスを合わせ、意匠性を極限まで高めました。

床張り作業 精密切り欠き
フェンス施工 クロスフェンス完成
階段は「暮らしの道具」。歩きやすさを追求した3段設計、そして両サイドからのアクセス。日常の移動まで、ストレスフリーな動線を形にしました。
階段施工 床・フェンス完成

4. 屋根の難所:ポリカ材と職人の活路

今回の最大の挑戦は「ポリカ屋根材」の採用でした。伸び縮みする性質上、釘留めはNG。見た目と強度をどう両立させるか?悩み抜いた末、スタッフの意見から活路が開けました。

屋根骨組み 刻み作業
組み立て 屋根構造
「現場の閃きが、不可能を可能にする。」
木材とポリカを完璧に融合させる「田熊流」の手法で設置。見た目、強度、すべてを納得のいく形で超克しました(核心部分は企業秘密です!)。
ポリカ施工中 屋根完成

物干し受けも端材を活かして造作。高さをお客様と微調整し、日常の利便性を完備しました。

物干し受け 設置完了

完 成:職人冥利に尽きる「傑作」の誕生

「BBQ、そしてビール。ここで過ごす時間は一生の宝。」
実用面を考えた雨樋や、両サイドの階段。すべてが調和した、真の再生ドキュメント。
完成:全景重厚かつシンプルな佇まい
実用的な雨樋細部への配慮
広大なステージ 馴染んだ景色
勝手口屋根 完成記念

M様、素晴らしい挑戦の機会をありがとうございました!

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