伊勢崎市T様邸|和洋折衷・造園プロジェクト
「木の家に寄り添う庭」。
「木の家に寄り添う庭」。
石と枕木が奏でる、絶妙なバランスの造形
木の家と庭を、どう結び付けるか
伊勢崎市のT様邸。木の質感が非常に美しい、作り手の胸が騒ぐほど感じの良い邸宅です。この建物に対し、和に寄り過ぎず、洋にも偏らない絶妙なバランスで庭を構成することを計画段階から意識しました。
鳥海石、六方石、諏訪鉄平石。力強い自然石を用いながら、随所に枕木を配して建物の柔らかさに調和させる。建物と庭が一体となる和洋折衷の境地を、全32枚の写真で綴ります。
1. 土台の構築:機能性と景観の融合
まずは駐車スペースの土間コンクリート工事から。玄関ポーチの階段に合わせ、アプローチの動線を計算します。
「目に見えない下地こそが、一生モノの庭を支える。」
仕上がりから200mmの掘削。砕石を入れ、入念な締め固めを行います。型枠を組みワイヤーメッシュを配筋。生コンを打設し、一週間の養生期間を置いて、機能的な駐車スペースが完成しました。
仕上がりから200mmの掘削。砕石を入れ、入念な締め固めを行います。型枠を組みワイヤーメッシュを配筋。生コンを打設し、一週間の養生期間を置いて、機能的な駐車スペースが完成しました。
2. 魂の石組:鳥海石による高低差の演出
駐車場が完了し、いよいよ造園の核心部へ。良質の赤黒土を入れ、秋田県産の名石「鳥海石」を組み上げていきます。
「雨の現場、それでも木を植えたい理由がある。」
台風直前の悪天候。ぬかるむ足元に苦戦しながらも、ポイントとなるソヨゴを植え込み。鳥海石を重ねて庭に立体感と奥行きを与えていきます。赤い実が映えるソヨゴが、庭に生命を吹き込みます。
台風直前の悪天候。ぬかるむ足元に苦戦しながらも、ポイントとなるソヨゴを植え込み。鳥海石を重ねて庭に立体感と奥行きを与えていきます。赤い実が映えるソヨゴが、庭に生命を吹き込みます。
3. 邸宅の顔:六方石の門柱と諏訪鉄平石
今回の見せ場は、静岡県産の立派な「六方石」を用いた門柱。枕木を組み合わせることで、石の威圧感を抑え、建物の柔らかさに調和させました。
「強すぎる個性を、緑で優しく包む。」
門柱の後ろには大きなアオダモを植栽。存在感のバランスを整えます。アプローチには分厚い諏訪鉄平石を採用し、邸宅の階段色と同系色で結びつけました。
門柱の後ろには大きなアオダモを植栽。存在感のバランスを整えます。アプローチには分厚い諏訪鉄平石を採用し、邸宅の階段色と同系色で結びつけました。
4. 緑の息吹:石の力強さを和らげる「雑木」
砂利敷き後、タマリュウを基本とした下草や、ツツジ、ナツハゼなどの低木を配置。門柱の手前には斑入りヤブラン、玄関前には魔よけのヒイラギナンテンを配しました。
完 成:木の家に寄り添う「和洋の調和」
諏訪鉄平石、六方石、そして枕木。
建物と庭を結びつける色と素材の連鎖が、難問を解き明かしました。
建物と庭を結びつける色と素材の連鎖が、難問を解き明かしました。
T様、お酒などの温かなお心遣い、心より感謝申し上げます。
この庭で、ご家族との素晴らしい思い出をたくさん育ててください!
