有限会社田熊造園土木 群馬県千代田町

曖昧な芝生を、目的のある「ゾーン」へ。

館林市W様邸。新築当初に張られた広い芝生は、一見爽やかですが「使い道」が定まらず、いつの間にか物置が主役になってしまう……そんな悩みを抱えていました。 夏は芝の湿気と直射日光で外に出るのも億劫に。今回のリフォームは、大型ウッドデッキを軸に庭を明確に区分けし、子供の安全を守る「自然なクローズ感」を創出。家族が自然と集まりたくなる、温かな空間再生の記録です。

館林市W様邸 施工前の広い芝庭施工前。広い芝生ですが、居場所が定まらない状態でした。
デッドスペースの現状隅のスペースは使い道がなく物置に。
既存のアイアンチェアと芝生夏は湿気と日差しで滞在が難しい場所。
リフォーム前の庭の表情ここから家族の物語が始まる庭へと変貌します。
着工直前の様子季節は3月。芝は休眠期ですが、職人の魂は熱く燃えています。

1. 骨格:庭の顔となる「門柱兼花壇」

まずは庭全体の重心となる門柱兼花壇の基礎から。鉄筋を組み生コンを流し、ガッチリとした土台を築きます。既存のツツジも活かしながら、緩やかなカーブを描くことで庭に奥行きと「誘われる雰囲気」を与えました。

花壇基礎の掘削と枠組み
鉄筋配筋と基礎工事
既存素材の移動
花壇の造形
芝の剥ぎ取りと掘削
砕石の転圧この曲線が、後に「クローズ感」を生む境界線になります。
「リフォームは、地味な改善が最大の満足を生む。」設置場所が悪かった立水栓の移設。犬走りをカットして配管を引き直す。ただそれだけで、毎日の庭いじりがどれだけ楽になるか。私たちはそこを見逃さない。

2. 動線整理:不便を一つずつ潰す

使い勝手の悪かった立水栓をお引っ越し。既設のコンクリートを丁寧に取り外し、新たな配管を芝の下へ這わせました。不要な芝を整理し、元々の土留め材を通路の仕切りに再利用。無駄を出さず、機能性を極限まで高めます。

移設前の立水栓
コンクリートカット
立水栓の取り外し
丁寧な撤去作業
水道配管の掘削
新規配管の敷設
立水栓の移設完了
ブロック積み開始
既存樹木の移植
芝の整理
整地完了状況驚くほどスッキリとした空間が現れました。
通路の仕切り再利用材を活用し、防草シートと砂利で管理を軽減。
現場の風景・鯉のぼり奥様が掲げた鯉のぼりが、春の風に泳ぎます。
門柱兼花壇の完成二本の柱とレンガ。鉢植えを飾れる「お庭のステージ」誕生。

3. 木工:最強の居場所、ウリンのデッキ

置き場で入念に塗装されたウエスタンレッドシダー(マホガニ色)。現場合わせで一つずつ刻み、建物形状にフィットさせます。手すりの通し柱はガッチリと固定。震災による資材不足を乗り越え、結果的に「最高」と言えるレンガと出会えた運命の工程です。

勝手口の解体
取り外し完了
室外機の移設電気屋の盟友H君の協力により、室外機も完璧な位置へ。
デッキ材の塗装マホガニ色の二度塗り。温かみのある発色。
塗装済み材の搬入
現場での刻み
通し柱の設置
雨天の作業春雷と余震。過酷な条件下でも職人は手を止めない。
ポーラルブリックのレンガ積みエスビック「ポーラルブリック」。災いを転じて福となす見事な質感。

4. 仕上げ:緑のカーテンと「愛」の刻印

植栽にはアオハダを選び、夏を涼しく。既存の植木も適材適所に再配置しました。何と言っても、この庭のハイライトは、奥様のアイデアを形にしたレンガの「ハートマーク」。家族の愛を庭に刻み、リフォームは完結へ向かいます。

植栽作業1
カーポート越えの植栽冷や汗ものの吊り込み作業。
植栽完了
アオハダの木陰優しい葉が、夏の日差しをフィルターしてくれます。
完成:家族愛の庭全景ついに完成。これがW様ご家族の新しい日常です。

完 成:愛と安全に包まれた、家族の舞台

アイアン門扉が「自然なクローズ感」を創り、お子様が道路へ飛び出す心配もありません。 大型デッキは勝手口まで繋がり、バーベキューの準備も楽々。 「家族愛の庭」というテーマ通り、愛を育む最高の場所が誕生しました。

完成:アイアン門扉と花壇囲いすぎない、開放的な安心感。
完成:大型ウッドデッキ勝手口まで繋がる、機能的な動線。
完成:デッキからの眺め
完成:移設した立水栓と室外機
完成:円錐形キンモクセイ拘って探し当てた、美しい円錐形のキンモクセイ。
完成:ハートのレンガ造作この庭の象徴。家族愛のハートマーク。

New Green - 新緑の季節 -

新緑のデッキ
緑のアーチ
新緑全景命の輝きが、デッキの茶色に映えます。

W様、この度は大切なご家族の空間づくりを任せていただき、ありがとうございました!
期間が空いたことでプランが熟成され、一分の隙もない最高の庭になりました。
これからも、この庭と共に笑顔あふれる日々をお過ごしください!