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前橋市N様邸|水音奏でる隆勢の滝の造園・外構工事 施工ドキュメント

前橋市N様邸にて、「滝は欲しいが池は造らない」というご要望から、循環式で“池の無い滝”を計画しました。
玄関正面の低い窓と、和室の掃き出し窓——2つの視点場からの眺めを意識し、鳥海石の石組・鉄平石アプローチ・水鉢・植栽を構成。
水音と景色で癒される、造園・外構工事の長編施工例です。


造園・外構工事施工例

前橋市N様邸造園・外構工事ドキュメント!!




「隆盛の滝」

施工テーマ:池を造らず“水音”を楽しむ、循環式の滝づくり

「滝は欲しい。でも池は要らない」——その条件を叶えるために、循環式+埋設タンクで計画。 安全性・管理性に配慮しながら、玄関と和室から“見える位置・聞こえる音”を設計していきます。



「施工前」




今回はコチラ建物の側面となる部分に庭を造ります。



こんな狭い所にどんな庭が出来るのか??

でも図面に落として行くと案外広いんです(^^)



見せ場の設定:玄関正面と和室から、庭が“一枚の絵”になる構図

今回の庭は、建物側面の限られた空間を舞台にします。 2つの窓を「額縁」として捉え、滝・流れ・植栽の配置を決めることで、毎日の視界に景色を組み込みます。



今回の庭のイメージは「和」です。

そしてご要望の中に活かしてもらいたいという窓が2つあります。

まずは玄関の所に大きく設けられた低い窓。



そしてもう一カ所は和室から見る掃き出し窓。

この窓が季節の移り変わる絵の額縁に見立てたいと思います!!



「着工」

早速ユンボの登場!!



着工:鳥海石の据え付けで“滝の骨格”を先に決める

石組みは、後から合わせるのが一番難しい工程。 完成を逆算しながら、最初の一手で流れの方向・落ち口・橋との関係を整えます。



そして大量の鳥海石!!



その鳥海石を適当に・・・じゃありません(^^)

完成を予測しながら据えていきます!!

この時点ではお客様も完全に??です。



何がどうなるのかサッパリ分からないと言いながらも・・・

お手伝いしてくださるご主人(笑)



お陰様で一日目の作業は早めに終了!!



そして次ぐ日、土留めに御影石を立て良質土を搬入。



そしていよいよ一陣の植木を搬入!!



植木を植えながら細かい石を組み合わせていきます。



そうすると一気に小道の出来上がり!!

こういう作業はどうしても集中してしまい・・・

写真を撮り忘れてしまいます。



タップリと水をあげます。



そうしたらこの小道の階段及びアプローチとなる鉄平石の据え付け。





だいぶ雰囲気が変わって来ました!!




お次はブリジストン!!

そう御影石の石橋を設置!!

と言いたい所ですが、大体の所に置いておいて全体の繋がりを見ます。



小道の所から少し離れた場所に・・・

防水シートを優しく守ってくれるアンダーシートを敷きます。



その上に防水シート!!

真夏の太陽の下・・・

この真っ黒なシートの上は・・・

目玉焼きの卵の気持ちが少し解った様な気がしました(泣;)



そして今回の流れの原点となる滝組の開始!!

左側の石は私と背が同じくらいあります(汗;)



滝と橋のバランスを建物内からちょくちょくチェックします。



毎日の様に襲いかかるゲリラ豪雨で防止シートの中はビッチョリ・・・

水掻き中です。

仕組みの要:500Lタンク埋設で、池の無い滝を循環させる

池を持たない滝は「水を貯める場所」と「溢れの逃げ」が肝。 地下タンク+オーバーフロー排水を組み込み、見た目は自然・中身は合理的に設計します。


今回のご要望では滝は欲しいけど池は要らない。

そしてなおかつ循環式。

色々と考えた末に500Lのタンクを埋設する事になりました!!



給排水の準備が完成したらまた小道に戻り、アプローチの作成!!




滝周辺の石組みとアプローチ二手に分かれての作業です!!



地下タンクやオーバーフローの排水等の制限があるため

中々難しい石組みです(^^;)



コチラも現状に合わせながらの施工なので、材料は実際に使う3倍の

鉄平石を用意しました。



動かない様にガッチリと突き込んで仕上げていきます。



すると重厚感を兼ね備えた歩きやすく、歩いてみたくなるアプローチの完成!!



想定していたよりかなり石が入ってしまい・・・

足りなくなってしまったので、秋田のKさんにお願い。



良い感じの石がまたタップリ入りました!!



それらを積み込み、搬入します!!



そして石橋とのバランスを見ながら据えていくとこちら側は殆ど完成しました!!





そして雲一つ無い絶好の生コン日和に生コン車登場!!



最初はシュートを使って流し混みましたが・・・

やはり狭い所は手作業。

バケツリレーで打設しました。

駐車場などの土間コンより相当時間が掛かったにも関わらず嫌な顔一つもせずに

付き合ってくれた運転手さんに感謝!!



画像の一番下に見える部分が上で打った生コン。

水はココまでしか来ません。

その先はダミーの流れとなる為、防草シートを敷いて砂利入れです。



すると周囲が一気に引き締まり、グッと雰囲気が出て来ました!!



下がガッチリと落ち着いたら滝組の上部を組み始めます。



そして流水テスト。

ご主人の「滝の流れる音を聞きたい」というご要望を伺いながらも・・・

住宅街で余り大きな音を立てない様に配慮しました。

水量を下げれば音も静かになるのですが、それでは見た目が・・・

水の落ちる位置を少し左に向けて調整しました(^^)



良い感じ!!



難所:池の無い滝で起きやすい“水位上昇”トラブルと解決

防水シートが原因ではなく、細かい砂利が堰になって水位が上がったことが原因でした。 大きめの川石へ変更し、流れを止めずに通すことで、漏れの心配を解消しました。



ただ想定外の事が一つ・・・

漏れる訳の無い防水シートの上に水が溢れて来てしまう・・・

色々とチェックし、滝を組み替えてまで検討した結果・・・

ただ単に砂利が細かすぎた上にタップリと入れて堰き止めてしまった為

水位が上昇して漏れてしまいました(泣・・・)

池の無い滝造りの一番難しい部分です。



そこで滝組周辺の砂利を全て撤去して大きな川石を投入!!

今度は石との隙間が大きい為、堰き止めること無くグングン流れて、漏れる心配は一切無し。

滝も組み直す必要ありませんでした(^^;)

ただ原因が分からないままでは嫌なので徹底的に調べました。



でも結果的に凄く自然味が出て良い感じになりました!!

転んでもタダでは起きません(笑)



水音も心地よくマイナスイオンも発生!!



完成:玄関正面に水の動き、和室から滝の景色と水音

筧から落ちる水の動き、波紋をつくる水鉢、そして主役の隆勢の滝。 目で楽しみ、耳で感じる——日常が癒しに変わる庭が完成しました。



水の流れが解消され、いよいよ完成!!



まずは玄関先ビフォー



アフター!!

玄関を入りまず目に飛び込んでくるのが筧から落ちる水の動き。

バックの石組みと合わせ一枚の絵になるよう仕上げました。




ここからの完成写真は春を待って撮影させていただきました。



まずは「歩いてみたくなる」小道。

思惑通り、ここに訪れる多くのお客様が「入ってもいい?」

と、歩いていくそうです(^^)

手前を閉鎖的にする事により、一層奥行きを感じられる様に・・・

そして覗いてみたくなるような配置を考えました。

カエルさんはいつもこの場所で御家族が安全に帰って来られるよう待っております(^^)



小道は分厚い鉄平石を贅沢にあしらい、御影石の橋まで続いていきます。





雑木の枝が多少かぶるのも「風情」

ゴツゴツとした石組を柔らかく優しく魅せてくれます。



閉鎖的に見せる小道も中に入ると建物との空間を上手に取り

開放的な空間となります。

この包まれた感じが部屋から見た時に安心と安らぎを与えてくれます。





水の滴る水鉢は音もさることながら、波紋を目でも楽しませてくれます。





橋を渡るといよいよこの庭の主役「隆勢の滝」が現れます。




流れ落ちる水の音が何とも心地よく、緑に囲まれた空間は

最高の至福の時を演出してくれます。

目で楽しみ、耳で感じる。これを自宅に居ながら味わえます(^^)

ちなみに「隆勢の滝」の名はご主人の名前から頂戴しました。

ご商売により一層の勢いが付くよう名付けました。



そしてこの場をより一層雰囲気良くしているのがこのウッドフェンス。

ご主人が従業員の方と手間暇掛けて作ったものです。

これがあるのと無いのでは全然違います。

隠れた立役者ですね!!




アオダモの優しいラインも引き立ちました!!



こちらの下草はフッキソウとヤブコウジ

これらも縁起を担ぐ意味合いを持っております。




そしてラストは和室からの眺め。

この庭を見ながらの朝食、晩酌、最高の一時となるでしょう(^^)




まだ手の付けられなかった滝周辺の植栽が残っておりますので

この庭は完成ではなく続きます!!



群馬県で外構工事・外構リフォームをご検討中の方は、 外構工事の施工例(市町村別)・現場レポートまとめ もぜひご覧ください。太田市・館林市・千代田町・邑楽町・大泉町などの施工例を掲載しています。


この施工の要点まとめ

  • 「滝は欲しいが池は造らない」という要望から、循環式・池の無い滝を計画
  • 地下に500Lタンクを埋設し、安全性と管理性を両立した水景を実現
  • 玄関正面と和室からの眺めを最優先に、滝・橋・石組の位置関係を設計
  • 鳥海石を主体に、自然味と迫力を兼ね備えた滝石組を構成
  • 鉄平石を贅沢に用いたアプローチで、「歩いてみたくなる」導線を演出
  • 水音の大きさは住宅地に配慮し、落水位置と水量で微調整
  • 防水・排水トラブルを現場検証で解決し、自然さを損なわず再構築
  • 水鉢・玉石・下草を組み合わせ、音・動き・波紋を楽しめる庭に
  • 雑木の枝ぶりで石組の硬さを和らげ、包まれる安心感を演出
  • 完成で終わらず、植栽が育つほどに深みが増す「続きのある庭」とした

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(有)田熊造園土木
代表取締役 田熊 祐介
群馬県邑楽郡千代田町赤岩1728-11
Tel 0276-86-5063


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