シンプルモダンに「曲線」の遊び心を。
S字カーブが導く、可愛らしい庭
直線的な建物に、柔らかなラインを添える
館林市のI様邸。大きなタイルデッキのあるシンプルモダンな建物です。「建物がシンプルなので、庭でメリハリをつけたい」というご要望を受け、S字カーブを大胆に取り入れたデザインをご提案しました。
直線の多い建物に対して、庭に曲線を取り入れることで生まれる「柔らかさ」と「奥行き」。レンガ、自然石、そして植栽が織りなす、可愛らしくも計算された庭づくりの全行程を綴ります。
1. 基礎・境界:敷地条件を読み解く
まずは敷地の境界工事から。南側はユンボが入るものの、北側は配管が密集、東側は畑と隣接しており、場所ごとに条件が異なります。それぞれの条件に合わせて、手掘りも交えながら慎重に基礎を作っていきます。
高低差のある敷地には「ひな壇基礎」を採用。無理に平らにするのではなく、地形に合わせた段差を設けることで、強度と見た目のバランスを整えます。
2. ブロック・下地:丁寧な積み上げと芝生の準備
基礎が固まったら、ブロックを積み上げていきます。建物の三辺を囲む大規模な工事です。排水桝の高さ調整など、メーカーさんとも連携しながら進めました。
ブロック工事と並行して、芝生エリアの下地も造成。水はけと平坦性を確保するため、この段階でしっかりと整地しておきます。
3. レンガ・石張り:職人の技が光るS字カーブ
今回のメインテーマである「S字カーブ」の造作です。四角いレンガを使って、いかに滑らかで美しい曲線を描くか。職人の腕の見せ所です。
カーブを描くレンガラインと、直線的な建物。相反する要素が互いを引き立て合い、空間にリズムと奥行きを生み出します。
カーブの内側には、ピンク系の可愛い自然石を乱張り。レンガの色合いとも相性が良く、足元を華やかに彩ります。
4. 門柱・植栽:全体のバランスを整える
アプローチの石張りと並行して、門柱も製作。塗り壁仕上げの下地となるブロックを積み上げます。同時に植栽も行い、構造物と緑のバランスを確認しながら進めます。
アクセントとして、ダーク系の木目調角柱を設置。可愛らしいデザインの中に「キリッ」とした締め色を入れることで、甘すぎない大人の可愛さを演出しました。
5. 駐車場・仕上げ:機能性とデザインの融合
最後に駐車場の土間コンクリートを打設。来客用スペースも含めた広い面積を確保しつつ、S字カーブのデザインを駐車場まで繋げました。
完 成:柔らかさとメリハリのある庭
春になれば芝生が青くなり、落葉樹が芽吹く。
季節と共に成長し、表情を変える「可愛らしい庭」の完成です。
I様、こだわりの庭づくりをお任せいただき、ありがとうございました!
ご家族で、このお庭での時間を楽しんでいただければ幸いです。
