常陸大宮市W様邸|造園・外構プロデュース
高低差を活かした「四季の庭」。
高低差を活かした「四季の庭」。
60tの石が生み出す、圧倒的なスケール感
大きな高低差を、どう攻略するか
茨城県常陸大宮市のW様邸。小高い丘の上に建つ大きな建物と、広大なお庭。素晴らしいロケーションですが、この「高低差」をどう解消し、どう活かすかが設計の最大のポイントでした。
「平らにする」だけが正解ではありません。高低差があるからこそできる立体的な石組み、階段によるドラマチックな動線。職人魂に火がついた、総重量50tを超える鳥海石搬入からの大工事の記録です。
1. 造成・搬入:50t超の鳥海石が到着
まずはお庭のベースとなる下地造りから。並行して、秋田から直送された大量の鳥海石を搬入します。その総重量はなんと50トンオーバー。これから始まる石組みの壮大さを予感させます。
「遠方の現場だからこそ、段取りが命。」
植木も大量に搬入します。4t車2台、2t車2台をフル稼働させ、根を乾かさないよう即座に仮植。万全の体制で工事に挑みます。
植木も大量に搬入します。4t車2台、2t車2台をフル稼働させ、根を乾かさないよう即座に仮植。万全の体制で工事に挑みます。
2. アプローチ・石組み:庭に骨格を与える
メインとなる御影石の大判平板を敷き込み、アプローチのラインを決定。それに沿って鳥海石と鉄平石を組み上げていきます。石一つ一つをガッチリと突き込み、微動だにしない強固な石組みを作ります。
3. 階段・植栽:高低差を「魅せる」デザイン
高低差を解消するための階段も、ただの通路ではありません。歩きやすさを考慮しつつ、石と植栽を絡めて「魅せる階段」へと昇華させます。組んでは植え、を繰り返し、自然な景観を作り出します。
4. 下地・照明:仕上げに向けた緻密な準備
グランドラインを調整し、砂利敷きのための下地を整えます。同時に、夜の演出のための照明も各所に設置。昼だけでなく、夜も楽しめる庭への準備を進めます。
「夜の庭は、光で完成する。」
アプローチ周りにはポールライトとスポットライトを配置。点灯チェックを行い、光の当たり具合を微調整します。
アプローチ周りにはポールライトとスポットライトを配置。点灯チェックを行い、光の当たり具合を微調整します。
5. 最終仕上げ:砂利と下草で彩る
中低木と下草を追加し、石の硬さを和らげます。最後に防草シート「ザバーン」を敷き込み、上段には伊勢砂利、下段には白砂利を敷き詰めます。水で洗うと石の色が鮮やかに浮かび上がります。
完 成:四季を愛でる、石と緑の庭
総重量60t以上の石を組み上げた、迫力ある庭が完成しました。
北海道の神居古潭石を使った手水鉢、濡れて輝く鉄平石。
四季折々の変化を楽しめる、贅沢な空間です。
北海道の神居古潭石を使った手水鉢、濡れて輝く鉄平石。
四季折々の変化を楽しめる、贅沢な空間です。
W様、遠方からのご依頼、誠にありがとうございました!
この庭が、ご家族の豊かな生活の一部となることを願っております。
